ARTISTS’ GUILD スクリーニング・プロジェクト

「パブリックビューイング」は、文化・芸術に関わる活動を広く一般に公開するためのプログラムです。今回は「アートラインかしわ VISIONS2013 ~映像のざわめき~」にてARTISTS’ GUILDが行うスクリーニング・プロジェクト(映像作品)をニコニコ動画で生配信します。

ARTISTS’ GUILD http://artists-guild.net/
アートラインかしわ http://2013.kashiwa-art.com/program/program_03.php

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ARTISTS’ GUILDによるステートメント

ARTISTS’ GUILDの新しい試みとして、キュレーターとの恊働プロジェクトを立ち上げたいと思います。
キュレーターとの対話からさらなる芸術的価値を生み出す可能性を引き出すことを目的に、
今回はAGメンバー間の投票によって選出された東京都現代美術館学芸員の吉﨑和彦氏とスクリーニングを行います。
テーマはおそらく、映像のあり方やその経験の場所性、そしてアートイベントを問う実験的な試みとなります。

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吉﨑和彦氏によるスクリーニング・ステートメント

ARTISTS’ GUILD(アーティスツ・ギルド)は、映像を扱うアーティストたちが制作に必要な機材を共有して個人の経済的負担を軽減することにより、美術館やアート マーケットといった既存のシステムに依存せず、この日本社会においてその創造性を発揮しうるインフラを構築しようとしている団体です。今回この ARTISTS’ GUILDとともに、「アートラインかしわ2013」にてスクリーニングを開催します。本スクリーニングではARTISTS’ GUILDメンバーの映像作品を会場での上映に加えて、10月19日と20日の二日間はインターネットの動画共有サービス「ニコニコ動画」からも配信しま す。
美術作品としての映像は通常、美術館やギャラリーなどで鑑賞されます。美術館という非日常的な空間で、多くの人は「美術作品」としてその価値が担保された 映像に対してかしこまって対峙します。しかし、私たちの日常はソーシャルメディアの浸透によって映像に満ち溢れ、その接し方もますます多様化しているにも かかわらず、美術としての映像作品と鑑賞者の関係は依然として固定したままであるように思われます。
もっと気軽に作品と向き合ってもいいのではないか。過去の歴史や理論を参照することなく、作品を見て思ったことをもっと自由に発言してもいいのではない か。そこで今回、画面上にコメントを書き込むことのできるニコニコ動画を使って映像作品を配信します。誰もが匿名でツッコミを入れることができる、そうし た軽やかな鑑賞体験によってこそ、作品がもつユーモアや詩的なものを感じ取り、さらにそこで提示されている問題を自らのリアリティに手繰り寄せ、共有する こともできるのではないでしょうか。
この試みは、映像作品の従来の発表形式や流通、美術批評を問い直すことになります。さらには近年日本各地で開催されている芸術祭についてその存在意義を、 会場に行かなくても作品を見ることができるという逆説的な方法でもって改めて考える契機にもなるかもしれません。ひとつの完結した作品をインターネット上 に張り巡らされた関係性にダイレクトに接続することによって何が起こるのか、あるいは起こらないのか。アーティストが主体となって新しい社会モデルを築こ うと実験を試みるARTISTS’ GUILDとともに考えていきたいと思います。

吉﨑和彦(東京都現代美術館学芸員)

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配信スケジュール(ニコニコ動画で生配信します。*どなたでも無料でご覧いただけます

10月19日(土)13:00-19:30(ニコニコ動画の放送は最大6時間のため2回に分け中継します)
http://live.nicovideo.jp/gate/lv156226727
http://live.nicovideo.jp/gate/lv156230710

ARTISTS’ GUILDによる恊働スクリーニング・プロジェクト
企画:ARTISTS’ GUILD×吉崎和彦
主催:アートラインかしわ VISIONS2013
プログラムAおよびBを上映

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13:00-14:45 ARTISTS’ GUILD プログラムA(全5作品、1時間43分39秒)

  • 小泉明郎《僕の声はきっとあなたに届いている》、2009年、16分45秒
  • 増本泰斗《Outsiders’ Memoir》、2010年、21分35秒
  • 森弘治《死のワークショップ》、2010-2011年、14分45秒
  • 橋本聡《Land escape》、2007年、16分13秒
  • 藤井光《田中功起による第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館》、2013年、34分21秒

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14:45-16:15 ARTISTS’ GUILD プログラムB(全6作品、1時間29分49秒)

  • 津田道子《a visitor from looking-glass》、2011年、10分49秒
  • 奥村雄樹《善兵衛の目玉(宇宙編)》、2012年、22分13秒
  • 倉重迅《His Shadow Enwraps Me》、2006年、6分
  • 田中功起《ひとつのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて》、2012年、13分33秒
  • 森田浩彰《鞄の思い出》、2012年、12分14秒
  • 池田武史《666 or more malignant songs which should be forgotten immediately after they’re played》、2011年、25分

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16:15-18:00 ARTISTS’ GUILD プログラムA(全5作品、1時間43分39秒)
※上映プログラム詳細につきましては上記参照

18:00-19:30 ARTISTS’ GUILD プログラムB(全6作品、1時間29分49秒)
※上映プログラム詳細につきましては上記参照

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10月20日(日)13:30-15:00
http://live.nicovideo.jp/gate/lv156234579

ARTISTS’ GUILDによる恊働スクリーニング・プロジェクト・プログラムBを上映。

13:30-15:00 ARTISTS’ GUILD プログラムB(1時間29分49秒)

  • 津田道子《a visitor from looking-glass》、2011年、10分49秒
  • 奥村雄樹《善兵衛の目玉(宇宙編)》、2012年、22分13秒
  • 倉重迅《His Shadow Enwraps Me》、2006年、6分
  • 田中功起《ひとつのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて》、2012年、13分33秒
  • 森田浩彰《鞄の思い出》、2012年、12分14秒
  • 池田武史《666 or more malignant songs which should be forgotten immediately after they’re played》、2011年、25分

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